長屋日記

フリーライターカトウカジカのブログ

2018年2月 夢の街

飲み会でご一緒した先輩ライターさんが、「原稿待ち中はブログを書くよ。自分の宣伝になるから」という言葉の受け売りで、二ヶ月連続で更新します。

 

つい先日の話。先延ばしにしていた兄一家に新年の挨拶をするために、13年程住んだ“埼玉県のへそ”こと東松山市へ向かいました。

 

僕が住んでいた頃はへそゴマの如く、鬱憤溜まった不良少年やら、世捨て人の目をした中年やら、パチンコ屋に入り浸っていた俺の父やら、街名物のやきとん屋で酒に溺れた母やらがいたんですが、20年近く経てば加藤家の一家離散込みで全て消え去りすっかりクリーン化というザ・過疎。

 

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思い出したくない場所は残っていたり、消えていたり。どんより空気感はそのままに。日曜昼間、このひと気のなさ、チーズも危ないアイツらも何処へ消えたのでしょうか。社会から抹殺されたのでしょうか。兄、住んでいるけども。

 

薄暗い思い出を綴ったら止まらなくなったので、一度消して方向転換、今回の目的へ。

 それは文春野球さんでお世話になったこともあり、駅前の「箭弓稲荷神社」の参拝です。東松山で唯一誇れる場所ではないでしょうか。ここ“やきゅういなり”と読みます。

 

その名称から最近では“野球神社”なんて呼ばれて、ホームベース型やバッド型の絵馬、グローブのお守り、白球のおみくじなどを頒布。甲子園を目指す球児やら、神頼みしたい野球選手やら、果てはプロ野球ファンまで参拝にきており、今年も元旦から西武ライオンズの辻監督やオーナーが来ていたそうです。

 

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僕は箭弓神社に徒歩3分ぐらいの場所に住んでいたので、子どもの頃の遊び場。20年以上前は野球の印象はなく、思いだす特徴的なことは節分の豆撒きぐらいで。芸能人が来るわけでもないのに毎年行列ができるのは、豆と一緒に100円や500円ぐらいの小銭を投げるからでした。加藤少年も地面にすら落ちた小銭をかき集める可哀想な加藤少年。涙が出てきますね。

 

野球路線は大当たりなのか、神社は随分進化を遂げていました。

恋愛成就として稲荷狐のサンリオ感溢れる石像「やっくん」&「きゅうくん」が祀られていたり、ギネス記録を狙い重さ420キロの巨大御朱印が製作されていたり。凄まじく成功の臭いがし、少し複雑。そんな気持ちになりながら僕もバッド絵馬を購入。

 

素直に「売れたい……」と書いたら、娘(8歳)はそこに「うちの犬たちがずっと元気でいますように」と飼い犬の健康を祈っており、自分こそが臍のゴマだと実感しました。

加藤はどこえ消えた。 

 

さてゴマライターが2月に書いたネット記事のリンクを貼ります。

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